OpenID の効能

昨日、当社のokyuu.com エンジニアの藤原がOpenID 技術セミナー 『GINZA TECH LOUNGE feat. OpenID』にて、5分間のライトニングトークをさせて頂く機会を頂きました。

そのときに使用したスライドがokyuu.comに上がっています

私は出席できませんでしたが、セミナーには、エンジニアを中心に100名以上の方々が参加されていたようで、関心の高さが伺えます。

okyuu.comでは、サービスインの時点からOpenIDに対応しており、Yahoo!はてなJugemなど国内のOpenIDプロバイダのIDとパスワードでアカウントの作成、認証が可能となっています。(最近では、いち早くmixiに対応!) 理由としましては、okyuuがターゲットにしているエンジニアの方々は、ITリテラシが高いということもあって、OpenIDへの精神的・ナビゲーション的なストレスが少ないと言うことと、ユーザ登録を簡便にすることによって、登録の敷居そのものを下げようと思ったからです。

結果として、藤原のスライドにもありますが、okyuu.comユーザに限って言えば、登録ユーザの実に45%がOpenIDを使用しています。(登録の絶対するは現段階では、未発表ですので規模感が分かりづらくて、すいません)

このように、OpenIDは現段階でもネット事業者にメリットのある仕組みだと思います。

別の流れとして、OpenIDの次に来なくちゃいけない波としてData Portability (データポータビリティ)がありますね。これは、あるサイトに持っている自分に関する情報を別のサイトに持っていくようなときに使うための標準で、例えば、SNSにある自分の友達のネットワークをECサイトに持って行けば、自分の友達が読んでいる本とかがおすすめされるといったようなサービスや、SNSのネットワークの塊でギャザリングに参加みたいなことができるのでしょうね。

データポータビリティは、プライバシーの問題や個人に関連するデータの権利の帰属をめぐって検討課題が残っているようですが、キラーアプリが出てきたらOpenIDと合わせて一気に活用が進むと思います。